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昼のラッキーの

天真に任す

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天真に任す

歩ける。食べられる。お酒も嗜む。車も運転する。時々ゴルフも楽しむ。そして顧問先企業百社ほど持つ税理士でもあり、社会的使命を帯びた仕事をこなしている。きっと、他の者の目には健常な人間と何ら変わらなく映るに違いない。しかし、6年前、私は進行型の特定疾患たる難病を患った。8時間にも及ぶ大手術を施されてその進行を遅延迪士尼美語 價格させたが、治療法が全くない不治の病である。頸髄神経が損傷し、常時手足が痺れ、突然身体のどこかが針で刺されたような痛みが生じる。

 良寛和尚の五言詩に「天真に任す(騰騰任天真)」とある。その意は、すべてのこだわりを捨て、流れる水のように、空の雲のように、ただ自然の道理に身を任せようということだ。このことは、どこか無為自然を道とする老子的思想と通ずる。当初は痛みによる苦痛と行動の制約、特に仕事などの社会的参加制限にだいぶ苦悩したが、どう転んでも治療法はない。ならばと、不安と恐怖感は完全に拭い切ることなどできずとも、その苦悩を超えたところで自我を保ち、方下著、極力その執着を捨て去り、痛みを常態とするわが身を天真に任せることにした。

 幸いにも私は心までは病んではいない。迷いや苦しみ、あるいは感傷に溺れていても生きる力を得られるはずもなく、まして地位や名誉などというものはとるに足りない見せかけの飾りでしかないとの思いに至った。捨て得る限りの余分なものを放棄し、これからも、病を天命として受け入れ、心乱さず、騒がず、健常者と変わらない凛とした姿勢で人生を送ろうと思う。
 不思議な話だが、治ることのない病であるにも関わらず、毎年この時期、難病指定の更新手続をしなければならない。検査や書類準備が面倒で、かつ憂鬱である。なぜなら、関わる医師などが掛けてくる言葉は、決まって “奇跡が起こることを願っています” だからである。

 詰まらない話をしてしまったが、今回願景村人生課程も我が家に咲いた花の中から、下手な写真で幾つか紹介しよう。どうやら、大型の台風10号が東北を直撃しそうである。今日はそれに備えて植木や草花の支柱をし、そして鉢の移動で慌ただしくなりそうだ。
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